× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
フランスの2大産地、いや、世界のワイン2大産地「ボルドー」と「ブルゴーニュ」。 よく知られているのは、ビンの形状がボルドーは肩が張っている(写真左)、ブルゴーニュはなで肩(写真右)ということだと思います。しかし、この二つの産地は様々な事柄が違うのです。ワインの醸造方法から、使うブドウ品種、熟成の仕方、etc。 今日はちょこっとだけ、歴史による違いを。 2つの産地はローマ時代の終わりにはワインの主要産地になっていました。ブルゴーニュにワインを伝えたのは、ユリアス・シーザー、ボルドーに伝えたのはライバルのクラッススと言われています。 歴史の流れでボルドーは長い間イギリス領の期間がありました。その為、ボルドーでの遺産相続はイギリス式の長子相続(昔の日本と同じで、長男が家長として財産や家を全て受け継ぐ)であった為、ブドウ畑はそのままの形で受け継がれていきました。 しかし、ブルゴーニュではフランス式の均等相続(子供全員で均等に分割相続)であった為に、ブドウ畑は少しづつ分割され小さな畑ばかりになりました。 そのために、例えばボルドーのシャトー・ラトゥールでは78ヘクタールの畑のブドウはシャトー・ラトゥール一銘柄のために使われます。一方ブルゴーニュでは、わずか8ヘクタールのモンラッシェの畑に10以上の生産者のワインが存在します。しかもそれぞれの生産者は製造方法も味も千差万別。 だから、うかつに「モンラッシェがおいしかった」などと言おうものなら、「どの生産者の?」と聞かれるのでご注意を。 ilfelice.shichihuku.com(ホームページはこちら) PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |
トラックバックURL
|
![]() |