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私はホタテの貝ひもを食べる時に必ず思い出す幼なじみがいます。 私がまだランドセルを背負って走り回っている時代、 仲のよい男友達が二人いました。 私が小学生のころの男の子の遊びと言えば ザリガニを「よっちゃんいか」と棒と紐を使って釣ったり、 学校行く前の朝早い時間に友達と集合してカブトムシとったり、 秘密基地を作ってジュースやマンガを持ち寄ってすごしたり 雨が降れば傘もささずに地面を掘ってダムをつくったり、 泥団子をいかに硬く作るかきそったり、 プラスチックのカラーバットとカラーボールで野球をしたり 爆竹と100円ライター、水風船、カンシャク玉を持って悪戯したり・・・・・・・。 いつも外を走り回って、しょっちゅういろんな大人に怒られる いわゆる悪ガキでした。そんな悪ガキ仲間の3人組でした。 毎日毎日真っ暗になるまで泥だらけになって遊んでいました。 3人組の一人、O君の家はお金持ちでした。 O君の家はとても大きく、庭にはゴルフ練習用のグリーンまであるような家です。 今でも覚えています。彼の家で遊んでいたときにO君が 「これ、うまいんだよ」っていいながら家の台所からくすねてきたのが「貝ひも」です。 今思えば、多分お父さんのおつまみだったのでしょう。 その時に生まれて初めて食べた「貝ひも」の感動は未だに忘れられません。 「お金持ちの食べ物」=「貝ひも」という考えが私の頭にインプットされた瞬間でした。 私は中学入学すると同時に親の仕事の関係でオーストラリアに引っ越しました。 中学生の二人はオーストラリアまで遊びに来てくれました。 高校から日本に帰ってきた私でしたが、 二人との交流も薄れ、二人の近況は親伝えで聞くくらいになってしまいましたが 今、思い出しても小学生時代の親友二人です。 そんなO君がゴールデンウィーク中に亡くなりました。 今日は貝ひもをおつまみに一杯やろうと思います。 ホームページはこちらhttp://ilfelice.shichihuku.com |
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